【映画】脳を10%→100%に解放するスマートドラッグ

 日曜日のお昼から挽きたてのコーヒーを飲みながら、映画鑑賞。
幸せやなぁ〜。
 
 今回見た映画は、これ。(ネタバレ注意)

 普段人間の脳は、10%程度しか使われていなくて、
それを100%まで引き出すスマートドラッグ「NZT-48」。

 冴えないライターでった主人公エディ(ブラッドリー・クーパー)は、
ドラッグの密売人であった元嫁の弟と、ふと街で出会い、NZT-48の存在を知る。

 といっても、何の薬かもわからなままもらったエディ。
仕事で原稿を書こうにもうまくいかず、壁にぶち当たる。

「ええい!なんかわからんけど、飲んでしまえ!」と、
それを服用。

すると、脳がキュピーンと冴え渡り、
滞っていた原稿も数日でかき上げた。
しかも上司である編集長も驚きの質!!!

他にも株の取引で、「伝説の新人」として世間に取り上げられ、
金融業界での著名人とも肩を並べる存在となり、
巨大企業の合併話にもとりかかっていく。

 こんな薬あればええなぁと思うが、効き目は、一粒1日しかもたない。
それに、当然副作用もある。

ちょっと前の記憶がぶっ飛んでしまうのだ。

さらに恐ろしいことに、
この薬を服用した顧客リストを調べると、
ほぼ死亡。もしくは病気を患っている。

精神的にもおかしくなってしまうんだね。


エディも、セクシーな女優とあんなことやこんなことができたんだけど、
なんとその女優が、何者かに殺された。

記憶を無くす副作用があるから、
「え?まさか俺がやったの?」と、
自分への疑念も晴れない。

薬のストックも底をつき、精神的にボロボロになり、
金を借りたマフィアにその薬の存在を知られ、カツアゲ。。。


こういうダメ男が、成功に近くサクセスストーリーが好きなんですよね。
キャッチミー・イフ・ユーキャン」とか、
ウルフ・オブ・ウォールストリート」とか、
爽快で気持ち良いですよね。

まぁそんな順風満帆にいくほど人生甘くはなく、
当然、奈落の底に落ちていくわけですよ(笑)

面白い映画だったので、
興味あれば見てください。

このスマートドラッグ「NZT-48」とか、ありそうでありそうだよなぁと。

僕なら、薬効いているうちに、稼ぐ上限額を決めて、
利息で稼げる仕組みをつくって、リタイア生活かな(笑)

でも、人間の欲望もリミットレス。
「もっともっと」を求めてしまうんだろうけどね。


これ、映画の中では一粒800ドルですよ。
800ドルの投資で、めちゃんこ賢くなって、
一生遊べる仕組みを作る。最高やん。

でも、主人公エディは、幸せな人生なのかなぁ。
真に彼を理解してくれる友や、家族がいなさそうだし、
常に孤独な印象を感じる。

人間は、幸せになるために生きている。

これは紛れもない事実なのだが、
誰かに寄り添い、共に生きていく仲間がいること、
コミュニティなくして幸せはないと、最近強く感じてる。

誰かに影響を与えて、喜んでもらったり、時にはぶつかったり、
不安定な時期を乗り越えながら、一時の幸せをふと感じる。

脳は、100%の機能をフル稼働させて使うより、曖昧な部分が残されているから、生きてるって実感を味わさせてくれているのかもだね。


少し気になったので、
本当に「脳は普段10%しか使っていないのか?」について、
調べてみた。

人が持つ脳の中でも、大きい前頭葉・前頂葉はの役割は、
脳科学の歴史の中で、長い間よくわかっていない状態だったらしい。

数十年間、これらの部位は「沈黙野」と呼ばれ、
解明がすすまなかったが、
今は、前頭葉や前頂葉は、抽象的な推論や計画・判断を担い、
適用能力を備えていることがわかっている。

「人間の脳は、10%しか使われていない説」は、
昔の研究レベルでは、運動や感覚など、目に見えてわかるもの以外の
機能的なものを把握するのが難しかったらしく、
損傷しても(運動や感覚に)変化はない=この部位は使用されていない

となり、その説につながったと考えられる。


ただ、現時点での見解なので、
まだ脳の解明はこれからの分野。

テクノロジーが発展する中で、
人間の力を拡張してくれるものはどんどん出てくるだろうね。

映画は、いいね♪

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