きつい残業やイジの悪い上司の命令に耐え、
パワハラ・セクハラに怯え、
どんどん発言力が弱くなることに気づき、
将来の不安に悩まされ、毎日職場に通う。
やっと仕事が終わり、
本来ならば、
ホッと息の抜けるオアシスである場所である
家に戻ると、
・何をしても怒られる
・人格を否定するような言葉をぶつけてくる
・口調がきつい など
ご家庭で、妻の理不尽に耐えられない夫が多いのではないでしょうか?
「黙って俺についてこい!」と言えた肉食系男性が多かった昭和時代。
今や、社会的事情を背景に女性の重要性が高まる令和の時代へ。
そんな中水面下で進んでいる「日本人男性の弱体化」
僕は、本来ならば癒しのオアシスである家庭を取り戻すべく
「頑張っている男を救いたい」一心で!!!
本記事を執筆しました。
(僕も救われたい。。。笑)
この記事を読むと、
何度言ってもわからない夫にイラダチを感じる奥様にも、
みて欲しい。
気づいて欲しい。
察して欲しい。
男は、カワイイ生き物なのです。。。
まだ結婚していない若いカップルにも学びはあると思います。
男と女、それぞれ違う生き物であるという真の理解の先に、
お互いがわかりあえるという世界があります。
本記事は、男性脳、女性脳を解読し、
相手がなぜその態度を選択するのかという疑問を紐解いていくというアプローチになっております。
「男だから、こうだ」、「女だから、ああだ」と言うのは、
今の時代にそぐわない考え方かもしれません。
枠におさめるようなその言葉に反発したくなる人の気持ちもわかりますし、
個性の否定、多様性を否定しているというふうに考える人もいるでしょう。
どちらが何が優れているってわけでもないし、
「あなたは女性だからこうだ!」と性格決めつけるつもりもありません。
ただ、今の時代、女性の社会進出・LGBTの認知・働き方改革・終身雇用制度の崩壊など、
私たちのワークスタイル・ライフスタイルは変化の時期にきているなか、
知識の一つとして活用されることが無難かと思います。
知っているのと知らないのでは、選択れる行動の幅が変わりますので、
学びの一つとして、「皆様が一歩でも前にすすめる」きっかけになればと考えています。
【本記事の目的】
妻の理不尽に耐えられない夫を救う知恵を教授
【メリット】
男女間のすれ違いは必然である事、
男性脳・女性脳の違いを理解する事で、
通常20発の妻ミサイルダメージを、10発分ぐらいに減らせる
目次
「理不尽な妻に悩む夫の苦悩」を解決
1.そもそも「性格が合わない」男女間
1-1 : おしとやかな日本人妻?
現代の日本社会では、「おしとやかな日本人妻」も変わりつつあります。
その背景には、女性の社会進出と地位の向上が関係しています。
james H Kabblerさんの有名なジョーク「天国と地獄」に、
Heaven is an American salary, a Chinese Cook, a British Home, and a Japanese Wife.
Hell is a Chinese salary, a British Cook, a Japanese House, and an American Wife.
訳すると、
天国(幸福・理想)は、アメリカの給料を貰い、中国人のコックを雇い、イギリスの家に住み、日本人の妻を持つこと。
地獄(不幸)は、中国の給料を貰い、イギリス人のコックを雇い、日本の家に住み、アメリカ人の妻を持つこと。
時代は、20世紀初頭とのことなので、若干現代の印象とは異なるでしょう。
ここで、注目したいのが、
Heaven is an American salary, a Chinese Cook, a British Home, and a Japanese Wife.
の部分。
アメリカ人の友達が
「日本の女性はおしとやかで魅力的だ」
と言っていました。
日本人の妻をもつ僕としては、
「おいおいアメリカ人、日本人の妻を舐めんじゃないよ!」と、
言いたくなります。
※注釈・・・僕の妻は素敵な妻だと信じています。。
正直、良い妻か悪い妻かは、「人による」と思いますが、
総じて過去のイメージからは変化している気はしています。
元々は、アメリカのジョークとしてこの言葉が語られていますが、
なんとなくわかるわぁ!って感覚がありますよね。
現在の日本は、男性と女性は法律上、平等です。
アメリカやヨーロッパ等と比較すると、
日本人女性は、男性と同じ社会の中で、同じ地位を得るために
苦労してきた歴史ががあります。
今は、少子高齢化を迎え生産年齢人口(15歳~65歳未満の労働者)が減る中で、
女性の社会進出・地位向上の時代だと言われています。
女の肉食化・男の草食化など、性差別的な言葉も出てきましたが、
僕の感覚的にしっかりした意見の言える女性が多くなってきたように思います。
「おしとやかな日本人女性」変貌の背景には、
少子高齢化を迎え、生産年齢人口が減少傾向の日本社会で、
バリバリ働く女性が求められている事があげられそうです。
夫婦間の話に戻しましょう。
1-2 : 男女間の離婚動機
男女間が合わないのは、必然なのです。
「え?そんな事言われちゃうと、元も子もないじゃないですか!?」
と思われるかもしれません。
データを見てみましょう。
男女間の離婚理由の第一位はなんでしょう?
H29の司法統計のデータによると、
ともに、「性格が合わない」です。
昔からそうだったのでしょうか?
1985年と、2015年の比較でも、「性格が合わない」がトップです。
最近では、妻からの精神的虐待比率も、上昇している様子です。
怖いですねぇ・・・
心当たりがある夫の方々。
心でうんうんと頷いているのではないでしょうか?(笑)
自分にとっては、
「たったこれだけのこと」なのに。
たった一回、洗濯物を取り込むのを忘れていただけなのに。
たった一回、洗い物を失念しただけなのに。
たった一回、ゴミ捨てを怠っただけなのに。
10年も20年も前のことを掘り出してきて、一気に何十発も被弾する。。。
なぜ、妻(女性)は、マシンガン型の怒鳴りを連発するのでしょうか?
その根本原因は、男性脳・女性脳の違いにあります。
テーマに書いてある
「妻の理不尽に耐えられない夫」を救うために
男性脳・女性脳 を理解しましょう。
2.男性脳・女性脳の違い
2-1 : 忘れっぽい男性脳、記憶力抜群の女性脳
男性は、空間認識力を重視するため、
目の前のことが見えない脳の作りになっており、
対する女性は、種の保存のために記憶力抜群脳になっています。
脳の作りを理解するための重要なポイントについて説明します。
「生殖」
をその存在の第一使命としている。
古来からそれを実現するための能力が磨き上げられてきた
ということです。
古代の人々の暮らしを想像してみてください。
元来、男性はグループを生存に導くために群れをダイナミックに動かし、
GPS無しで荒野に狩りに出かけて、ふたたび洞窟に戻ってきます。
一方女性は、家事や洗濯をマルチタスクでこなし、群れの平等を守り、生まれてきた赤ん坊を育て、家事をします。
それぞれが別の役割分担をもって、
一つのグループが生存してきた歴史がありました。
狩りをすることが日常だった男性は、目の前のものが見えていません。
極端に聞こえるかもですが、目の前のものより、目に見えていないものを見る力に長けています。
男性は、見渡す限りの空間の中、例えば木や山や星などの位置関係から、現在地を測定します。
男の赤ちゃんは、生後8ヶ月で3メートルの鳥瞰があると言われています。
自分が全体の中でどこにいるのかを把握しているのです。
男性が忘れっぽいのは、目の前の情報処理や記憶力より、
目に見えない情報を把握し考える
空間認識力をビンビンに活用して役割を全うしていたから。
ということになります。
一方、家事や洗濯・育児に忙しい女性は、
記憶力がバツグンに良い脳になっています。
なぜなら、「種の保存」、つまり、自分の子孫をつくり、
生き残り、反映させていく能力を磨き上げてきたからです。
例えば、夜中に子供が高熱を出して顔色が悪くなりました。
すると、妻はこれまでの自分の実体験だけでなく、
ママ友の雑談、兄弟の実体験の発熱シーンを思い出して、
瞬時に解決します。
女性脳は、新たな命題に対して、
人生の記憶を総動員して瞬時に答えを出す機能を備えるようになりました。
なるほど。記憶力が良いのはわかった。
でも、妻の理不尽な発言はなぜか。
僕はその理由を知って、理不尽な妻・彼女に対して、イラつきというか、
むしろ感謝の念をいだきました。
生殖リスクが高いゆえに、
ネガティブトリガーが発動しやすいのです。
怖い、悲しい、ひどい、辛いとかの感情ですね。
だって、自らの身を守らないと、子供が無事に育てられないから。
危険回避のために、物事をネガティブにとらえて、来るべきリスクに備えているんですね。
人類は一個体が残せる子供の数が少ないです。
女性脳は、子育ては常に新しい問題に直面するため、
「究極の臨機応変脳」を発展させてました。
理不尽な妻の言動は、
そもそもネガティブに物事をとらえる特徴があり、
かつ、感情に伴う記憶を長期にわたって保存し、
それをみずみずしく取り出しだしてくるがゆえに、
マシンガン型のクレームミサイルが飛んでくるのです。
まとめると、
男性は、空間認識力の高さゆえに、わすれっぽい特性を持っています。
女性は、種の保存を第一優先とする責任感が強く、
あらゆる情報を集積する記憶力を抜群にしており、
ネガティブな感情であらゆるリスクを避けていることが理解できたと思います。
2-2 : 身近にあるものに関心がない男性脳、身近なものに敏感な女性脳
夫は玄関を開けて外に出れば、出かけにみた妻の顔を忘れます。
極端に聞こえるかもしれませんが、
これは空間認識能力が高く、拡張感覚を発達させたが故に
生じた忘却力だとも言えます。
拡張能力とは、バイク好きが機械をいじっているときに
まるで自分の体の一部のように感じる能力です。
古来の男性は、一歩外に出ると、
獲物がどこにいるのかに感覚を研ぎ澄まし、
迷わないようにGPS的な位置感覚を働かせ、
マンモスに押しつぶされないよう、
弓矢で他の部族に攻撃されル危険性がないか周囲を見張っています。
ですので、出かけにみた妻の顔なんぞに気を取られていたら、
命を落とす危険性が高まるわけですね。
仕事モードの男性脳は、簡単には家族モードには切り替えられません。
妻に関心がないのではなく、夫は自分自身にも関心がありません。
夫は、自分よりも外の世界や宇宙に思いを馳せています。
自分の気持ちに関心がないから、自分の身内=妻にも関心がないのです。
妻が近くにいればいるほど、関心は薄れていく傾向にあります。
そんな夫に妻は、不満爆発です。
ママ友とのランチミーティングで、愚痴をこぼします。
「最初出会った頃は優しかったのに、付き合うと全然違う(怒)」と。
男性は、長く一緒にいる女性を、拡張感覚を用いて、
体の一部のように扱うのです。
出会った当初にあった口説き文句や優しい言葉は、言わなくなります。
自分の右手を褒め続けたりしませんよね?
女性の皆様、男性は悪気があるわけではなく、
そういう脳の作りになっているだけですよ。
一方女性は、拡張感覚は低いですが、その分制御感覚が優れています。
旦那が台所でちょこっと手伝うだけでもイライラされた経験はありませんか?
その理由は、女性の制御感覚にあります。
女性の制御感覚は、
半径3メートル以内をなめつくすようにビンビンに神経を使い、支配しようとします。
自分の思い通りに支配していないと、不快感が募り、ストレスを感じます。
それは、物言わぬ赤ん坊を育てるために女性脳に装備された能力とも言えます。
女性の制御感覚についてわかりやすい事例で言うと、
男性と女性の色の見え方が異なります。
女性は、29種類の色を識別しますが、
男性はわずか7種類しか認識しません。
なぜ女性だけが、その識別能力を授かったのか?
それは、種の保存のために、
目の前の赤ん坊の健康状態を瞬時に把握する必要があったからです。
青ざめている赤ん坊の顔色をみて、
子供に変化がないのか、ちょっとの変化も見逃さないレベルで注視しています。
特にピンク・紫・赤色好きな女性は多いですよね?
それは、肌の色に近い色であり、もっとも見慣れた色であり、
もっとも色鮮やかに感じるからという理由です。
さらに言うと、
色だけではなく、
夫のちょっとした態度の変化を敏感に見破る能力が長けています。
男性陣の皆様、注意が必要ですよ(笑)
まとめると、
男性が、目の前の物事を重要視しないのは、
拡張感覚を優先するあまり生じた忘却力の影響です。
女性が目に見えていることに敏感なのは、
子育てをして子供を立派に成長させるために発達した制御感覚にあります。
2-3 : 競争志向の男性脳、共感欲求の強い女性脳
女性向け雑誌や、男性向け雑誌に記載している恋愛指南について、
実は注意が必要なんです。
女向けの恋愛指南は、
「ありのままの自分を受け入れてくれる男を探しましょう」
的な共感をもとめる内容が多い。
でも、モテない現状を肯定していたら結果なんてついてこないです。
男向けの恋愛指南は、
「筋トレしろ、オシャレしろ、数打ちゃ当たる」
という競争を促す表現が多い。
でも、そんな解決方法より、
「うなづけ、肯定しろ、共感しろ」の方が正しい(笑)
男性は、競争を好み、女性は共感を求めます。
その食い違いが、下記のようなすれ違いを生みます。
こんなシーン経験ありませんか?
男性「そうなの?俺なら~~するけどね!」
女性「・・・」
このシーンから考えていきましょう。
女性は、真剣に考えていなくても悩みを打ち明けることができます。
この場合、女性はただただ
聞いてほしいだけ
なんです。
共感を求める女性に対し、
男性は、相手を思い、
自らの頭をフル活用し、解決策を見出そうとします。
これは、なぜか。
原始の時代に遡って考えていきましょう。
オスは、古来から群れを率いてリーダーシップを発揮していました。
ファミリーが生存し、より子孫を残す役割を全うするために、
群れをダイナミックに動かす役割をもっていました。
妊娠や授乳に束縛されるメスよりも、
オスの方が群れから遊離して動きやすいからです。
そのため、オスは同じオス同士での順位を顕在化させ、
リーダーとそうでない個体を区別し、
命令・指揮系統をはっきりさせます。
だから、オスは、目先の課題に対して、
スピーディに解決策を考える癖ができあがったということです。
一方メスは、順位が顕在化しないように努めます。
なぜなら、子育てや家事を行いながら、家で群れの平等を保つことが第一優先だからです。
順位が顕在化しないよう、平等をもとめるため会話にも共感をもとめます。
ですので、女性は順位が上にいきそうな人の足をひっぱり、
「不平等だ」と文句を言います。
女子会の手を取り合う仲良し空気は、男性には理解できませんよね?(笑)
ここからわかることは、
「男は順位を顕在化させる=競争を好む」
「女は順位を顕在化させない=共感を好む」
ということが理解できます。
さらに、男女間の脳の構造から読み解くと、女性の方が
コミュニケーションに適した脳なのです。
左脳は、言語や思考。
右脳は、直感や感性。
脳梁は、その右脳と左脳をつなぐ神経のことですが、
女性の方が約20%程度脳梁が太く、働きが良いため、両方をバランスよく使えます。
なので、女性同士のトークは、内容が猛スピードでやり取りされ、
話題が飛びまくるのです。
知り合ったばかりの人でも、
共通点や共感できる点を探し出すコミュニケーションを繰り返しますから、
雑談を長時間継続させることができます。
それに、順位が顕在化されないように、会話に共感を求めますので、
「自分を否定せず受容してほしい」と考えます。
コミュニケーション能力が高い女性の井戸端会議は、
知的な行為なのです。
他人の体験を自分の知恵に変え、知恵に変換し、
その後の人生で瞬時に使えるようにしているのです。
3.まとめ
本記事は、異性と話すネタとしても最適ですし、
仕事場での上司や部下との関係性構築のためにも活用できると思います。
僕は、本記事の元ネタになっているバイブルといっても過言ではないこの本を
この世の男性すべてにこれを見て欲しい。
「おしとやかな日本人女性」は、
少子高齢化を迎え、生産年齢人口が減少傾向の日本社会で、
バリバリ働く女性が求められています。
そんななか、男性も存在感を発揮させるために、
女性理解が重要な時代だとも言えます。
本記事では、脳の構造上、男性と女性は大きく異なることを説明しました。
そもそも「性格が合わない」なんて、周知の事実なんですよ。
なので、性格が合わないからといって
差別するのではなく、区別する事ができれば、
夫婦円満、ラブラブカップルが生まれると思います。
女性脳は、理不尽にできています。
あらゆる動物は、第一使命である「生殖」を最も重視します。
極論、男性は種付けした直後に、マンモスに踏み潰されても良いのです。
女性は、種付けされた後に、妊娠中の体調変化や健康状態に気を使いまくり、
産みの苦しみを経て出産し、そこから子供が独り立ちするまで子育てをする、
長期スパンの責任感があります。
それゆえ、男性にとっては、理不尽に思える女性の行動・言動にも
一定の理解が得られるのではないでしょうか?