アウトドア・キャンプの趣味が高じて、10年以上無人島キャンプを実施し、
防災士として活動中のbanananによる「防災×アウトドア」豆知識です。
この記事を読むと、以下のメリットがあります。
・災害発生時に「自力で助かること」が重要ってことが心底わかる
・万が一のサバイバル環境下で、命が助かる確率が上がる知識を得られる
・万が一のサバイバル環境下で、命が助かる確率が上がる知識を得られる
日本に住んでいる限り、地震、大雨、津波、台風等、
近年の大規模災害が発生しない年はありません。
万が一の事態が発生した時に備えて、知識を得て日常から準備をしておき、
防災力を高めておくことが大事です。
でも、いざ「防災を学ぼう」と言われても、、、
テンションあがらない。
そんな方が多いのではないでしょうか。
危機感や強いモチベーションがないとなかなか重い腰をあげるのは難しそうです。
しかし、「アウトドア」って聞くと
大自然の中で、バーベキューしたり、焚き火をしたり、わくわくしてきます。
どうしても堅苦しく感じてしまう「防災」について、アウトドアでの知識や遊びの切り口をもって、
普段から役立つ経験や知識を楽しく学ぶということを本ブログの目的としています。
それでは、早速スタートしましょう!
目次
1.防災対策の3要素
・クイズ①:災害時の救助隊による救助率は?
・解説①
2.サバイバル3の法則
・クイズ②:森の中で遭難した時、行動をとる?
・解説②
3.まとめ
・クイズ①:災害時の救助隊による救助率は?
・解説①
2.サバイバル3の法則
・クイズ②:森の中で遭難した時、行動をとる?
・解説②
3.まとめ
1.防災対策の3要素
クイズ①
正解は・・・
せめて10人に3人ぐらいは救急車で助けてくれるんじゃないの?
って思った方が多いのではないでしょうか?
解説①
救助隊によって助けられた命は、1.7%と記載されています。
ここで、自助・共助・公助という聞きなれないかもしれない言葉が書いていますが、
これらは、「防災対策の3要素」と言われています。
自助とは、自力でなんとか生き延びること。
共助は、周囲の人々に助けられて助かること。
公助は、救援隊や救急車、自衛隊などによる救助です。
この自助の66.8%と、共助の30.7%を足すと、
97.5%になります。
つまり、
「自力で生き延びるか、知り合いに助けてもらわないと、助からない」
ということなんです。
救急車や自衛隊の助けを待つなんてもってのほかです。
自分の力で、助かろうとすること、周囲の人を助けることが重要です。
それでは、自力で助かる力が大事だってことがわかった時点で、次のテーマです。
2.サバイバル3の法則
クイズ②
正解は・・・
解説②
具体的にどんな行動にでるかというと、
運良く洞窟を発見できたらそれは立派なシェルターですので、体温を一定に保つことができます。
道具を持っている場合には、テントをはるのも良いでしょう。
道具も洞窟もないときは、これ(画面右上)。
わかりますかね?
木と落ち葉を使って作った、デブリハットというシェルターです。
ブッシュクラフト を趣味としているひとは、こんなのを作り上げますね。
基本的なことですが、防寒着を着る、雨に濡れないなどの対策も有効です。
でも、なんでそれが一番先に対策すべきなのか?と疑問が湧きますよね。
ここで、重要なポイントを説明させてもらいます。
「命を守る優先順位」
これを知ったら、飲み会でドヤ顔できること間違いなし!
人間の体が死ぬ順番から考えて「3」の文字で覚えると覚えやすいことから、
「サバイバル3の法則」
と言われています。
空気があるのはある意味当たり前なので、食料・水・体温を比較した際に、
もっとも早く死ぬ確率の高い「体温確保」が回答になります。
ブッシュクラフト の世界では、水と食料の間に、
火が入ります。
火は、暖をとって体温を保ったり、料理をしたり、汚れた水を煮沸させて飲めるようにしたりするときに役立つツールです。
なんだかほっとする、生きる気力が湧いてくるのも火のもつ特徴です。
もちろん、サバイバルの状況下によっては、順番が前後する可能性もありますが、
原則はこの順番になります。
3.まとめ
災害時には、
自力で生き延びる力、事前準備が重要であること
サバイバル環境下では、自分の命を守る優先順位を意識して行動すること
が、ご理解いただけたと思います。
ぐっばい〜